2013年4月25日木曜日

舞台




【本戦の出場者を削減 全日本テニスの男女単複
共同通信2013年4月23日 19:43

 日本テニス協会は23日、ニッケ全日本選手権(11月3~10日・東京有明テニスの森公園)の本戦出場者を男女のシングルスは昨年の48人から32人、男女のダブルスは32組から16組に削減すると発表した。混合ダブルスは8組で変わらない。
 日本一を決める国内最高峰の大会としての意味を強く持たせるためで、シングルスの優勝賞金は昨年の200万円から400万円に増額する予定。】


先日、先輩が光明池を訪れ、我々のジュニア時代のドローや雑誌の切り抜きなどを持参し見せてくれました。懐かしいジュニア時代、いろいろ当時の思い出が蘇ってくる。
その中には「全国高校選抜」のパンフレットがあった。まあ、先輩が持っていたものなので、私自身の写真どころか名前すらありませんでしたが、当時有名なプレイヤーの顔や名前がたくさん見れて楽しかった。

しかしその有名だったプレイヤー達は、今どうしているのでしょうか?


先週、インターハイ大阪個人予選をみてきました。我々の時代と比べて技術レベルは格段に向上した多くの高校生達が、一発勝負、少数枠を賭けて必死のプレイを繰り広げておりました。この中で将来錦織選手のように、世界で活躍するプレイヤーが育ってくれる事を、もちろんコーチの立場として期待をしてます。

しかし一方、そのようなプレイヤーはごく一部で、数では夢叶わずに終わった高校生達が圧倒的に多い。このような子供達が社会進出を果たした後に、テニスから離れて行く傾向があるという。生涯スポーツの代表でもあるテニスなのに寂しいではないか。

今年の全日本選手権、出場枠が減少し賞金がアップする事が決定。理由は「国内最高峰の大会としての意味を持たせる」との事。

その賛否はともかく、競技志向環境で育ったひと握り以外のプレイヤー達が、それぞれ持っているスキルを活かす事の出来る舞台は徐々に失われつつあるのだ。

現代の普及活動(プロ輩出、育成強化)も大切だが、テニス人口の大半を占める競技・趣味志向アマチュアプレイヤー達も魅力を感じる事ができるテニス界の再構築、活性化の必要性を本気で考えなければならない時にきているのではないでしょうか。






















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